練習台として

先述したとおり、CADオペレーターは様々な分野で求人が展開されている職種です。これからCADオペレーターを目指す人が自宅でまずCADに触れておきたいといった場合にも、互換CADの体験版が有効に使えます。あらかじめ互換CADでおおよその操作感覚をつかんでおけば、実際に職に就いたときにスムーズに仕事の習得につながっていきます。

仮に会社でCADの使い方を教えてくれるといっても、通常業務をこなしながら全くの素人にCADの業務を1から教えるとなると、やはり会社としては大きな負担となってしまします。新たな仕事にチャレンジするということであれば、入社前に予習しておくという姿勢を示しておくことで仕事を有利に進める助けにもなります。

一つの互換CADの使い方をつかんでしまえば、基本的な使い方なおおよそどのソフトでも共通しています。そのため、実際にAUTO CADを使用して働く人にとっては自宅でのスキル習得のためのツールとして、会社や設計者として独立して生計を立てている自営業者にとっては、コスト削減のための一手として、互換CADは大きな存在意義があります。価格面だけではなく、補償面や安全面、実際の使い勝手などを総合的に吟味して選ぶと良いでしょう。

互換CADのメリット

AUTO CADの互換CADを導入する最大のメリットは、導入・運用コストの大幅な削減にあります。AUTO CADは一度購入して終わりというわけではなく、都度リリースされる最新版に対応するためのバージョンアップにも費用が掛かります。3年以内にバージョンアップしなければシステムごと買い直しとなるため、最低でも3年に一度のバージョンアップが必要となります。

AUTO CADのシェアの高さを考えれば必要経費として致し方ない面もありますが、企業としては削減できるコストはできるだけ削減したいという面もあります。そういった中で互換性の高いCADを採用するというのは、有効な選択肢となりえます。日本国内だけでも非常に多くの互換CADが販売されており、コスト削減だけではなく近年はその性能も大きく向上しています。

データの読み書きができるだけではなく、コマンドの操作性や馴染みのあるユーザーインターフェースを備えた製品が多く発表され、世界各国でAUTO CADの代替品として採用されているものもあります。それらの多くは期間限定で無料で使用できる体験版が配布されているので、互換CADの導入を検討する際は実際に使用してみて比較検討してみるといいでしょう。

AUTO CADとは

CADとはconputer-aided designの略で、コンピュータを用いて設計を支援するツールのことを言います。機械や建築、土木、電気の回路や基盤、服飾デザイン、配管など、非常に多岐にわたる分野の設計においてCADは使われています。そのCADを使って図面などを作成する人のことをCADオペレーターと呼び、正規の設計者の補佐を主な業務として行います。CADオペレーターの求人は常に各企業から一定数出ており、未経験でも1から企業内で教育してくれるところもあるため、多くの求職者に活躍の余地がある職種でもあります。

CADには多くの種類のソフトが各社から出されていますが、その中でも建築施工図を書くためのスタンダードな物として確立されているのがAUTO CAD(オートキャド)と呼ばれるものです。AUTO CADの使い方を覚えていれば多くの会社で戦力として活躍できるというほどのシェアがありますが、一方で価格帯が決して安くはないため、コストを抑えたいという会社ではAUTO CADを採用していない場合もあります。

そのような中で、AUTO CADの性能に限りなく近づけて互換性を持たせたCADのソフトというものがあります。世界各国で販売されており、日本においても2001年より互換CADが販売されるようになりました。年を追うごとに互換CADの性能は向上し、CADへの投資を抑えたい会社、あるいは個人のニーズに合い、互換CADの利用も増加傾向にあります。

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